人事労務の仕事はやめとけ?つらい仕事内容のリアルな実態(老舗家具メーカー勤務)

私は、創業100年以上の老舗家具メーカーの人事・労務のお仕事をしています。

今現在の従業員は、150人弱です。

老舗と聞くと、高額な賃金を想定するかもしれません。

しかし、実際のところは、一番若手は月収15万円ほど、職人レベルになって、月収25万円以上をもらえるようになります。

職人レベルまで長い見習い期間があり、また、一人前の職人になる為には、何十年もかかるのが現実です。

なぜ賃金に差があるのかというと、老舗ならではの製品に対する姿勢や技術継承、人材育成のためにあります。

みんな同じ位の給与では、職人は育ちません。

そのため、新卒等で入社した従業員は、給与の低さや見習い期間の長さに耐えきれず、転職してしまうことが近年では、多々あります。

逆に、職人レベルに達した際には、いいことがあります。

それは、能力手当やボーナス時の加点項目が増える点です。

腕のいい職人さんだと、能力手当として、月々7万円~9万円をもらっている人もいます。

若い頃は、賃金が少なくても、知識や技術を身に着けることによって、賃金は必ずアップしますし、自分自身の糧にもつながります。